


アメリカをはじめ特に欧米のゴルフコースはプロショップで販売するオリジナルのグッズ類が充実している。この歳になってからというのもどうかと思うけれど、これからプレーすることになるコースでは必ずコースオリジナルのグッズを買って集めようと思う。今回の訪米では、カリフォルニア州パームスプリングスのPGA WEST スタジアムコース、ロングビーチのヴァージニアCC、アリゾナ州スコッツデールのグレイホークGCでキャップやボールマークやグリーンフォークを手に入れた。

ちなみに今までに集めたグッズで自慢できるものは、メジャートーナメント(全英3回、全米1回)でプレーしたコースのもの。スタートホールで選手に用意されている、グリーンフォークなんかもレアなんじゃないかと思う。メジャーグッズは、これからも増やしていきたいね!日本では、まだまだオリジナルグッズを作ることが普及していないけれど、アジアではそれなりに有名なコースなどがオリジナルグッズを作るようになってきた。アジア物を集めるのもオモシロイかもね。

今回の訪米の目的の一つは、ここ『MOMENTUM SPORTS THERAPY』(モメンタム・スポーツ・セラピー)に来ることだった。僕自身、スポーツセラピーという言葉が耳慣れしていないので、実際にセラピーを受けるまで、スポールセラピーなるものが一体どういうものなのか皆目見当もつかなかった。
このモメンタム・スポーツ・セラピー(以下、MSTに省略)はロスから車で40分ほど車で南に下りたオレンジカウンティーのアーバインにある。ITやテクノロジー系の会社オフィスが並ぶ一角のビルの中に、あまり目立つこともなくポツンと存在している。約束の時間にオフィスへ伺うと、今回のセラピーを担当してくれる、カイロプラクティック担当 Dr.VINCE DISAIA と、ドクターの妻でもあるNeuromuscular Therapy(ニューロマスキュラーセラピー)担当の MARCIが笑顔で迎えてくれた。
今回MSTでの、ドクターとのセッションは、身体の動きを調べること。少し詳しく説明すると、各関節の可動域や動き方、また色々な姿勢(ポジション)での筋出力を調べていく。こうして上から下、表と裏を調べていくと、自分の身体の特徴がハッキリと浮かび上がってくる。今回ドクターに調べてもらった結果、身体の機能的な動きはかなり良いと言われた。ただ唯一問題があるのが、背中側の上の部分、ちょうど肩甲骨の辺りの辺りの可動域が極端に小さく、例えば捻転運動などの時に、下半身から肩・腕へ繋がる連動した動きが、この辺りで途切れてしまうとのことだった。決めつけることはしたくないけれど、昨年から問題としているバックスウィングが低い位置で止まってしまう、飛距離が出ないというのも、この辺りの身体の動きが関係しているように思える。セッションでは、それに対処するエクソサイズやドリルなども教わってきたので、日常のトレーニングに取り入れて身体の改善に取り組んでいきたいと思う。
ニューロマスキュラーセラピー担当のマーシーには、筋肉の状態を調べて貰った。今回はあまり時間がなかったので、上半身のみ調べてもらい、気になる部分だけマッサージを施術してもらった。マーシーの施すマッサージは、日本式の指圧やタイマッサージなどとは違う。あえて例えるのならタイ式のオイルマッサージに近い感じで筋肉をほぐしていく。セッションはおよそ40分ほど、2年ほど気になっていた左肩の痛みのある部分を施術してもらったのだけれど、100%までとは言わないが、かなりの痛みを取り除いてもらった。加齢によるもので、これからずっと付き合っていかなければいけないものだと思っていたので、マッサージにより痛みを取れるとわかったことは嬉しい。
今回のセラピーを受けて良かったなと思うのは、これからはより明確にトレーニングと身体のケアの方向が見えるようになったこと。バランスの良い身体とパフォーマンスを得るために、補強していいかなければならない部分が見えるようになったこと。
最後にMSTのDr.ヴィンスとマーシー、そして紹介してくれたPINGのスタッフに感謝をしたい。サンキュー!

綺麗な夕焼けに遭った。
16:00 ロサンゼルス着。シアトルに比べたらとても暖かく、そして空も青い。イメージしていた通りのロサンゼルスの空だ。機内から望む景色も、乾いた土の色、灰色の建物群、そして海と空の青が自分たちの陣地を主張しあうようにひしめき合って存在しているように見える。それにしても空から見るロサンゼルスの街は大きい。大きいというよりも広いと感じる。その広い街に、所狭しと走る車の数にまた圧倒される。「This is America」って言いたくなるよね。

いまシアトル空港のラウンジにいる。もう1時間程でロサンゼルス行きの便に乗る。ロスに数日滞在してからフェニックスへ向かう予定になっている。ラウンジの窓から見えるシアトルの空は曇り、雨も降っている。気温も10℃ほどしかないようだ。ラウンジで、ぬるいコーヒーを飲みながら、そんな空を眺めている。
アメリカを訪れるのは去年の4月以来になる。目的は今回と同じ、アリゾナ週フェニックスにあるPING本社に行き、新しくリリースされたクラブでのフィッティングや調整、パッティングラボでストロークのチェック、そしてENSOでシャフトやヘッドの動きをより詳細に調べることである。去年も書いた覚えがあるが、ENSOはかなり詳細にシャフトやヘッドの動きがわかるので、去年までのスウィングと比較して、1年間取り組んできたスウィングでのクラブの動きがどうなっているのか見るのが楽しみだ。あまり期待はしないつもりではいるが、去年までと明らかに弾道が変わってきているので、シャフトやヘッドの動きは当然変わっていると思う。果たしてそれがいい方向へのチェンジなのか、それとも…。
アメリカもエルニーニョの影響で、あまり天気が良くないと聞いている。これから向かうロスやフェニックスは、せめて日中は暖かいことを願う。









