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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

Asian Tour International - Pattana Golf & Resort (Thailand)

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アジアツアーでの僕の初戦となったこのトーナメント。ようやくゴルフができる!って思いが強かったな。結局プレーすることができなかったインドネシアとインドのトーナメントから、しばらく時間がたっていたし、もう我慢できなかった。しかも半分地元?ってくらい行き慣れてるタイだったから尚更かな。

結果から言うと、トータル14アンダーの13位タイ!惜しかったな…。調子自体も悪くなかったし、広いコースが合っていたのかも。優勝までは届かなかったと思うけど、最後の9ホールで一次は3位タイの16アンダーまでスコアを伸ばしたのだけれど、その直後のなんでもないホールで2ボギー。最後のロングも3mのバーディーを外してしまった。そんなに欲張ったつもりもないのだけれど、流れが悪いというか、ちょっとした計算違い?マネージメントミスなんだろうな。あまり計算したくはないけれど、取り損なった賞金はけっこう大きかったかな。清田はしっかり最終日に8アンダーでまわってまくってきてた。さすが。
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ところでこのトーナメントは、ある日本人の方が個人で開催しているトーナメントなんです。『Asian Tour Intenational』ってなんの冠もついていないでしょ?個人が出資しているので冠をつける必要がないんです。もともとミャンマー出身で日本でもプレーしていたゾー・モー選手のスポンサーをしているのですが、彼の為にミャンマー・オープンをやる予定だったのですが、ミャンマーの政情不安の為にタイでの開催になったのです。また今回のトーナメントには約15人の日本のシードやQTの選手が招待されました。大会主催者であるK氏がもっている個人枠とスポンサー枠を「ぜひ日本人選手が海外でプレーする機会を!」ってことでJGTOに分けてくれたとのことです。こういう事って嬉しいですね。日本人が世界にでて活躍することを心から応援してくれている人がいるわけじゃないですか。もちろん大きな企業が、賞金額も高いトーナメントを開催してくれるのも感謝しますが、個人で冠さえ無しでトーナメントをやってくれるなんて、投資でもないし、対費用効果を求めたものでもない、純粋な援助行為でしょ?アジアや日本の選手に頑張ってもらいたいからトーナメントを作ろう!ってね。僕も、そんな話を聞いていたので、気持ちに答える意味で頑張りたいと思ってプレーしていました。

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右がトーナメント主催者のK氏と左が現アジアツアー会長のKyi Hla Han(キーラハン)。このトーナメントはまた来年も開催するでしょう。来年はもう少し粘って優勝を争いたいな。

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そういえば、今年からトーナメントの水曜日の練習ラウンドが禁止になりました。基本的にプロアマ大会を優先して、それに出場しないプロはパッティンググリーンとドライビングレンジのみの練習になりました。ハッキリ言って良くわからない決定です。良くわからないのはいままでと一緒だけど、今回は明らかにフェアではない内容の決定事項なので、一体JGTOは何をしているのか?理解に相当苦しみます。
スポンサー関連の意見を重視しての決定だとは思うのですが…。
当然、賞金やトーナメント運営費用をだす、スポンサーは当然その分の見返り分として何かをしたいわけで、誰もそこに文句は言えません。しょうがない。僕もないです。ただJGTOも、もうちょっとプロアマに出場しない選手の事も考えてもらいたかったね。

僕が一言だけ言わせてもらえるなら。プロアマを火曜日にしてもらいたかった。なぜ?それはプロアマに出場する選手がわざわざ月曜日の朝から現地入りして練習ラウンドをする必要がなくなるから。よ〜く考えてみると、プロアマにでる選手はすでに稼いでいる人達ばかり。逆に、QTから来ているルーキーなんかはコースの事を知らないわけだから、火曜日一日だけじゃ足りないわけで、当然月曜日の練習ラウンドは必要。しかし前週に予選を通過したりしたら、地方の人間は家にも帰れない状況になる。ま、これは下の人間は練習して上を目指さないといけないわけで、早く行って練習しろ!って事で我慢するところかもしれない。フェアじゃないと思うのは、そんな早く現地入りしたプロアマに出場できない選手の水曜日がかなり無駄になってしまう可能性があるということ。せまい練習場でまともに練習時間がとれず(早朝からは当然プロアマにでる選手やゲストの練習時間に当てられる)グリーンでさえ、混雑してまともに練習ができない状況です。アピアランスのお金を貰ってプロアマででる選手が遅く現地入りできて、これから稼がないといけない選手が早めに現地入りして一日の滞在費を無駄にする。どうなんだろう?まったくプロアマ以外の選手の事を考慮していない状況は。だったらプロアマを火曜日にしてプロアマに出場しない選手を一日遅く現地入りさせてあげれば、経費も浮くし助けになるのでは?それでももっと練習したい人は月曜から行けばいいし。それが難しいなら、下位の選手に対しても、水曜日に近所のゴルフ場で別のスポンサーをつけてプロアマを開催してあげるとか?そこで貰えるアピアランスフィーは少なくても選手の経費を助ける事ができると思うのだけれど。未だに選手から『トップオフ』といって賞金からJGTOの運営費を搾取しているのに、何も選手の経費対策としての対策を考えるそぶりも見せないJGTOには…がっかりするしかないです。意地が悪くてそうしているのか?それとも何もわかってないのか?ホント不思議です。
何か新しい事が始まるのなら、それに対しての変更などが加えられるのは至極普通のことだと思うのですが、どうなんでしょう?一般常識の通用しない世界なので、しょうがないのかもしれないのですが。せめて納得がいく理由は存在していて欲しいですね。

ちなみにメーカーのバスはいつも火曜日の朝に練習場に近い駐車場はスペースに設置されて、契約プロの為にクラブを作ったり、修理したりします。が、今年から練習ラウンドの規定が変更になったにもかかわらず、バスが設置されるのは同じ火曜日の朝。なんで?これじゃ火曜日の朝に注文をだしてメーカーにクラブを用意してもらっても、でき上がるのはその日の午後。水曜日はコースで試し打ちはできない。意味ないじゃん。規定を変更して、月曜日にプロが練習することが予想できるなら、せめて希望のメーカーのバスには月曜日の午後にはバスがオープンできるようにして欲しいよね。

JGTOってプロツアーやそれに出場するプロの為に存在する団体だと思うのは僕だけでしょうか?なんか違う方向へ向っている気がするのですが…。(社団法人となってJGTOには、また社会に対しての存在意義を示す行為をしなければいけない義務が存在します。その事は考慮しないとね。)
by yoshi_tsukada | 2008-04-20 18:04 | Traveler's