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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

3rd Stage

ツアー終盤の花形となる試合の一つ、太平洋VISAマスターズが行われている裏で来年のツアー出場権を得る為のクオリファイング・トーナメントの3rdステージが行われた。静ヒルズカントリークラブ(茨城)、ホウライカントリー倶楽部(栃木)、富士カントリー可児クラブ 可児ゴルフ場 志野コース(岐阜)の3コースで行われた。

『JGTO 3rd Stage Qualifying Tournament 2012』


過去に3rdステージを経験してきた(今でもオレ自身ほぼ毎年クオリファイングにはでていますが…)者から言わせてもらうと、12月に行われるファイナル・ステージよりも3rdの方がプレッシャーがかかると思う。何故ならば3rdで落ちてしまうということは、ほぼ来年度のツアーの試合に出場できる権利がなくなってしまうから。要は仕事がない!ということ。説明しなくても生活を賭けてゴルフをしているプレーヤーにどれだけのプレッシャーがかかっているか理解してもらえると思う。

ツアーと違い日の目を見ない場所のことなので、選手のストーリーは聞こえてきません。だけど学生を終えてツアーを目指す若いプレーヤーから、ベテランとしての復帰を賭けたプレーヤーまで、クオリファイングに参加する選手は多様です。それぞれに希望と不安を抱えて戦っています。同じツアーを目指すプレーヤーとして、毎年この3rdステージの結果を見るのは辛いです。しかし競争世界であるプロゴルフツアーで生きる以上、自分のスコアの1打1打がカウントされ順位をつけられることはしょうがないこと。それを分かって身を投げてきた世界なんだから。オレ自身にだって、ちょっとした怠慢や怪我などで落ちていってしまうことだってある。「停滞」という言葉はプロの世界にはないと思う。一生懸命にやって変われなかった事はあると思う。しかし「現状」でいいと思った瞬間に落ちていくと思う。常に上を目指して、そして自分を極めていかないと、生き残れないと思う。

暗いことばかり書いてしまったけれど…。

人生は終わってみなければ分からない事は多いと思う。じつは停滞やもしかして後退に思えたことでも、違う道を選ぶことや、ちょっと腰を下ろして休むだけでも、その後に好転していくことだってある。世界は広い。一時的に不本意ながらツアーから遠ざかっていた人間が力を付け直して戻ってきた例だって多々ある。それはツアーから離れたからこそ力を付けられたと言える例もある。ようは人間考え方次第。(補足として「力をつける」というのは、金銭的にも実力的にもという2つの意味を含む。)自分が向いている方向の先にゴールがあると思えれば…。地球は丸い、裏からでも横からでもゴールは目指せるはず(笑)アジアもある、アメリカだっていいし、休憩して力つけたっていいし。

頑張ろうぜ!
by yoshi_tsukada | 2011-11-12 12:30 | Traveler's