人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

パリーの話

先週のダイヤモンドカップの予選2日間は、久しぶりにクレイグ・パリーとラウンドをした。見た目ちょっと腹が出過ぎじゃない?っていう体型で、最近は大人しい成績しかだしていないので、みんな忘れているようだけど彼は世界中で21勝をあげている。しかも米国ツアー時代、2002年のNEC招待ではタイガーを打ち負かせて勝ったこともある。その試合の始まる前に、彼のロッカーにはシードを維持できなかった時の為にとツアーの方からQTのエントリー用紙が貼られていたらしい。その年は成績も良くなくて、もう後がない状況にまでなっていたと彼は言っていた。こうして日本のツアーもちょっと見渡してみるとスゴい選手がいたりするんだ。みんな忘れてしまっているけど。そんなパリーと予選の2日間をプレーして色々と話を聴けたのはオモシロかった。

ラウンド中だったから、そんなに長く話し込むなんてできなかったけれど、一番興味を惹いたのは最近彼が始めたコースデザインのこと。既に母国のメルボルンとシドニーでは、最初の彼の作品はできあがっているんだ。そのコースデザインの流れから、日本とオーストラリアのコースの違いについても少し話しを聞いた。彼曰く、『Bunkering』要はバンカーの在り方が違うとのこと。そしてラフの在り方もね。日本はどちらかと言うとアメリカに近いコースデザインでコースが作られている。だけれどアメリカのコースとはまた違う日本独自のものになっている。彼がいうには、バンカーやラフの配し方がプレーヤーの色々な技術を引き出すようなものになっていないと言っていた。これはね、もう少し聞きたいな。オモシロかった。

そんな彼の作品を見たいなら→『Pazza's Home Page』 
彼から聞いたコース論はまた別の機会に。世界中のコースを観ている彼の知識と情報はスゴいよ!

一つ日本の選手がもったいないなぁと思うのは、日本にはクレイグ・パリー、フランキー・ミノザ(彼は欧州のシニアツアーでタイのブンチュー・ランキットと熾烈な争いをしている。ちなみにブンチューは開幕から3連勝)、プラヤッド・マークセンを始め世界で戦って結果をだしている選手がいるんだよね…また日本から飛び立って、たまに日本に帰ってくる選手もいる。彼らは日本で賞金王になったことがないかもしれない、だけど日本の歴代の賞金王達が勝てなかった試合を海外で勝ってきているんだ。経験の豊富さでいえば世界を転戦している彼か外国の選手の方が遥かに上。そんな彼らから、経験や技術を聞いたり盗んだりできるチャンスがたくさんあるのに…誰もそのチャンスに気がつかない。もう30代、40代の選手はしょうがないとしても、これからの世代の若い人達にはJGTOが機会を作ってあげてでも、どんどん海外の選手の経験と技術に触れる機会を作らないと。只でさえ海外への拒否癖がある国民性に加えて、英語などでのコミュニケーションがヘタなんだからさ。
ホントにもったいないよね。弟子入りするとか、そんな重い話じゃなく、ちょっとした日常会話の中にもいろんなヒントがあると思うんだけどなぁ。

ツアープロとして我が道を行く!姿勢は大事。だけどフッと周りを見渡したり、隣にいる人間と会話をする余裕くらいは欲しいよね。
by yoshi_tsukada | 2010-05-31 10:50 | 人物