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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

パッティングの癖について(1)

先日、ピンを訪れた目的の一つはピンの施設にある、パッティングラボでパッティングの解析をしてもらうこと。なかなか細かいデータまで解析できる施設は、なかなかたいしたものだと思う。やはりパターから始まった会社としてのプライドを感じるし、モノ作りに関して妥協をしない社風のせいなのかな。

解析内容に関しては、だいたい予想していたとおりに2年前と変わりはなかった。傾向の変わりはなかった。そう癖の傾向は一緒のままだった。パッティングの癖というのは、インパクトをパターフェースのトォー側でしてしまうこと。いつのまにか忘れていたんだ、忘れていたというか、いつも同じスポットでボールをヒットしてしまうから、ミスヒットしているという観念がないんだと思う。さっき変わりはなかったと言ったけれど、じつは変わったこともあった。それはリピータビリティーが格段に進歩したこと。リピータビリティーとは、反復性のこと。ストロークが良い悪い、インパクトでミスヒットしているいないは関係なく、常に同じストロークを繰り返せる確率が98%とでたんだ。これは自分でもビックリした。これはほぼマックスに近い数字であり、マシーンのストロークに近いくらいの精度になっている。特に、その中で反復精度が高かった要素は、ストローク軌道、ストローク中のヘッドの加速(テンポみたいなものだと思う)、ストローク中のフェースローテーションアングル、インパクトスポット、あといくつかったような気がするけど忘れた。これらはすべて90%台の後半の数字がでていたんだ。凄いね、ある意味ね。

フィッティングをしてくれた担当とも話したんだけれど、これはこれで良い事なんだということになった。人それぞれに、個性的なストロークをしているわけで、形としてはどれが正解というものはないのだから。えっ?と思うようスタイルやストロークをしていても、パッティングの上手い人はたくさんいるからね。だから、すでにリピータビリティーが高いパッティングストロークを持っているってことは、それを変える必要はないし、それで戦っていけるってことなんだ。

いいことばかりのようだけど、実は問題があったんだ…。
by yoshi_tsukada | 2010-03-12 14:54