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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

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そんなこともあるかなというゴルファーの話 

歴史に名を刻んだような偉人が残した格言は好きでよく読む。確かに!と納得するような事を上手く表現していると思う。そんな事が起きたら、瞬間的に頭が沸騰して怒りくるいそうなるだとうことも、ジョークを加えた話にしてしまうゴルフ偉人達には敬意を表したい。

格言のように立派なものではないけれど、端っことはいえ勝負の世界に10年以上身を置いてきた人間なので、この世界で見えてきたことも少なからずある。勝手な思い込みではあるけれど、そういうことが見えるということは、必死に練習して美しいスウィングを身につけることと同じかそれ以上に大事なんだということにも気がついた。

今日はその一つを!

『前向きな気持ちで攻めてミスをした時、次のショットは思うほど悪くない状況にあることが多いが、後ろ向きな気持ちで逃げてミスをした時は、次に最悪な状況が待っていることが多い。』

ガチガチにプレッシャーがかかるトーナメントで戦っていると、どうしても逃げたくなる状況が多々ある。スコアを伸ばせないまでも落としたくないと気持ちが逃げて打ってしまったショットは大概ミスする。そしてボールは悲しいくらいに状況を悪化させるような場所に飛んでいく。木の真裏だったり、ボールを上げられないような土の上だったり、見事なディポットの中だったり…。これだったら攻めた方がマシだったんじゃないかと思わずにはいられないような事がホントに多かった。そんな時に、競っている同伴者を見ると、苦しそうな顔をしながらも気合いでピンを攻めていき、結果ミスしても遥かに自分よりもマシな状況にあり、難なくパーを獲っていく。後悔先に立たずというけれど、そんな時は、ホントに勇気のない自分を呪いたくなる。分かっていてもまた逃げてしまう自分がるのだけれど…。

命を盗られるような話ではなく、たかだかゴルフの話なのだけれど、何か人生にも通じることのように思えてしかたがない。

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by yoshi_tsukada | 2013-12-23 01:50 | 雑談… | Comments(0)

G25と共にあったシーズン

今年はG25と共に始まり、G25と共にゴルフを終えた。何度もブログやSNSで書いていることだけれど、プロ初優勝を決めたのもPING G25があったおかげだと思っている。初めてG25を手にしたのは、ちょうど今から1年前のメディア向けの新製品発表会の時だった。そこで初めて目にしたG25。そしてG25ドライバーで打った初球の驚きは忘れない。いいクラブ、自分に合うクラブとの相性なんて1球打てば分かるもの。アノ時に「コレだ!」と感じたのは間違いではなかった。G25あっての2013年シーズンだったと言っていいと思う。

いつもG25を褒めることばかりなので、逆の話をしてみようと思う。じつはG25(アイアン)を使いにくいと思ったことがあった。初めて感じたのは6月の全米オープンの時だった。世界一を決めるオープントーナメントのコースセッティングやコンディションのよる為だと思う。綺麗に短く刈ったフェアウェー、固くして端に切ったピン、そういう条件の中でプレーする時には、弾道の高さとスピン量のコントロールはものスゴい大事な要素になる。誤解のないように最初に断っておきたいのは、クラブの性能はスウィングと密接に関係している。スウィングが違うと、クラブから引き出せる性能も違ってくるということ。元々がインサイドアウト軌道でドローを打つ自分のスウィンでは、短く刈ったフェアウェーから(全米オープンのようなセッティングで)必要なだけの弾道の高さとスピン量が得られないことがわかった。あの時は、急遽手になじんだクラブを変えるわけにも、スウィングをいじるわけにもいかず、殆どなす術なしでメリオンGCにやられてしまった。自分のスウィングでは、短く刈ったり固いフェアウェーからでは、ボールに下に十分にクラブを入れられないことがわかった。特にソール幅が広いG25ではそれができなかった。通常の日本のトーナメントコースは高麗芝なので、いくら短く刈っても、こういう問題は感じなのだけれど、トーナメント用にセッティングしてある特定の条件のときにG25では対応できなかった。グリーンが柔らか目で、あまりスピン量を必要とせずにボールを止められる時や、風の強い条件ではG25は、他のクラブよりもかなり有利に感じた。全てはクラブ、コース条件、スウィングの相性の問題なのだと思う。
じつは夏場に東京のPINGでフィッティングをし幾つかのアイアンを打ち比べてみた。主に調べるのはスピン量。その中で一番スピン量を得られたのはi20だった。ちなみに逆にスピン量が一番少なかったのはANSERアイアンだった。今年は最後までG25を使いつづけたのは、既に手になじんで成績もだしていたクラブを変える必要がないと思ったから。残りのシーズンは日本でプレーするわけであり、G25で苦戦するであろうトーナメントがほとんどないと考えたからだ。しかし、いろいろと考えると、ここから上のレベルを目指していくには、もう少しだけの弾道の高さとスピン量を増やす必要があると思う。幅広くコースの芝の種類やコンディションに対応するには、クラブ変更とスウィングの調整が必要があると思う。
またウェッジでも同じことを感じた。フェアウェーとバンカーで同じバンス角のウェッジを使えないことがあった。短く刈ったり固い芝の上でバンス角の強いウェッジを上手く使えず、アプローチ用のバンス角の弱いウェッジはバンカーで上手く打てないことが多々あった。ここも解決策をオフの間に見つける必要がある問題だ。

嬉しいことにPINGのフィッティングシステムはこういう時にとても役にたつ。現存のG、i、ANSER、Sシリーズのクラブを並べて、シャフト、グリップ太さ、バランスを変えながら、データを取ることができるから。自分の狙った数値にかなり近いところまでクラブセッティングを持っていける。来年はどのクラブを手にしているのか自分でも楽しみだ。まだG25を手にしているかもしれないしね…(笑)


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by yoshi_tsukada | 2013-12-21 18:20 | Clubs/Equipments | Comments(1)

男子ツアー凋落のニュースを読んで…

日本シリーズが終わり、シーズンが終わりを告げた後にツアーから2014年度のスケジュールが発表された。予想通りというか、口にはださないまでも皆感じていただろうと思う。日本国内の試合が1試合減った。昔は40試合近くあったが今は国内試合は22試合になった。対して女子ツアーは1試合増となると発表された。それをみたゴルフファンや識者からは「男子ゴルフの凋落」などとメディアやネットに書かれた。書かれた事実は悲しいことだけれど、そこにはホントに男子ツアーのことを心配する人たちからの声が書かれていた。僕ら男子ツアーで戦うプロは、そういった声があることを忘れてはいけない。

いろんな意見や議論が交わされていると思うけれど、男子ツアーのテレビ視聴率が上がらず、観戦に訪れるギャラリーが減り、試合数が現状維持どころか減ってしまうというのはどういうことなのか?個人的な意見ではあるけれど、僕が思うに、答えはすごく簡単なことだと思う。

『強くて魅力のある選手がいない。コースへ足を運んでまで見たいと思う選手がいない。』ということ。

見たいと思う選手がいない。テレビの放送のあり方等にも問題があるし…と思う人もいるかもしれないけれど、ようはファンが見にいかなきゃ!と思う選手が男子にはいないというのが事実であり現実だと思う。ファンが減り、試合が減った今だからファンサービスの充実を図ろう!という意見もある。それは間違いではない。しかし、それは当たり前のことであり、あえて議論するまでもないこと。それよりも現実を見ないと。ファンが見たいのは、強くて、何かをやってくれそうだ、あいつなら勝ってくれる!という魅力を備えた選手だと思う。そしてそういう選手が1人ではなく、たくさんいないと。松山や遼だけではホントの盛り上がりには欠けると思う。ゲームで自分が戦うキャラクターを選ぶのと同じように、自分が応援する選手が優勝争いをするのを皆はみたいのだから、選べるだけの選手が揃っていないのでは、ファンが勝負を楽しむことができないと思う。

じゃ、プロはどうしたらいいのだろう?

選手がトーナメントを運営するわけじゃない。選手が頭を下げてスポンサーを探してくるわけじゃない。(※ 選手会を代表する会長は、本来の仕事ではないけれど、スポンサーへ顔をだしトーナメントの継続や新規立ち上げのお願いをしています。)選手ができることは、精一杯全力でプレーすることであり、ファンを大切にすることだと思う。今ツアーにいるプロが努力をしていないとは言わない。逆に真面目に取り組んでいる方だと思う。オフも合宿を張り、トレーニングをして、新たなシーズンに備えている。ボールを打つ技術は欧米の選手に比べても言うほどの遜色はないと思う。パワーの違いによる飛距離の差は歴然としていると思うけれど…。僕が思うに、足りないのはプロゴルファーとしての向上心だと思う。努力や技術じゃないと思う。

たいていのプロはジュニアからゴルフを始め、高校、大学と進学し、卒業後はプロテストを受験、もしくは研修生として研修会からプロを目指すことになると思う。そしてプロテストに受かり、ほとんどのプロは最初はローカルのミニツアーや地方競技に出場するようになる。そこからクオリファイで上位に入りチャレンジツアーへとステップアップ。チャレンジで数年過ごすうちにツアー競技もいくつか経験する。そしてチャレンジで勝利するかクオリファイでもっと上位に入りいよいよツアーまでステップアップをする。そしてツアーでも努力が実り勝利をあげることになる。2勝目、3勝目をあげ、数年後には賞金王まで狙えるようなところまで…。と、ここまでは時間はかかったとしても順調にステップアップしてきたストーリーだと思う。しかし、今の日本人でこの後のストーリーを持つのは松山と遼だけ。いつも不思議に思うのはプロを目指して頑張ってきて、ツアーに辿り着いたとたんに上を目指すことを止めてしまうのはなぜなのだろう?なぜ日本よりもレベルも賞金も高い欧米ツアーを目指さないのだろう?ゴルフってゲームであり、プロゴルファーって賞金を稼ぐのが仕事。より稼ぐ為に実力をつけて上の世界に挑戦するのが本来の姿だと思うのだけれど…。もうほとんどと言っていいくらい日本のプロゴルファーは、みずから成長を止めて、もっと稼げるステージへの挑戦を止めてしまう。これが人気がなくなった直接的な原因ではないとしても、自らが挑戦を止めたプロが戦っているのを見てもオモシロくないでしょ?オモシロいですか?いくら練習やトレーニングをしたって、より高いレベルでの経験がないなら、その成果だって身につかないと思う。人のことはわからないけれど、上を目指さないプロは何を考えているのだろう?いままでにアメリカや欧州に道を示してくれた勇敢な先輩プロたちがいるのに(最近では丸山、佐藤、手島、平塚など…)その後に続く者がいない。

プロの間でも試合が減ったりすることに危機感をもっている。なんとかしなければと考えている人もいると思う。しかし、プロはプロの仕事をするしかない。もっと上を目指して頑張るということが仕事だと思う。別に海外へ出ることだけがステップアップだと言う気はないけれど、日本人がまだ手が届いていない海外メジャーや海外賞金王などを皆が最終的には目指すくらいの志をもっているべきだと思う。「オレは海外へはでないけど、世界一だぜ!」って言えるようなオモシロい奴がでてきてもいいよね(笑)ネットやテレビや雑誌等で世界中のトーナメントや選手の生の情報が入る時代になってきた。世界のトップレベルがテレビで見れる時代になった。日本男子ツアーを見た時に、挑戦を止めたプロが戦っているのと、これから世界へでて行くんだ!と思っているプロが戦っているのとでは、どちらがオモシロいだろうか?選手会などの集まりで、選手にもテレビ視聴率の数字やギャラリー数の増減の数字などのリポートを配ったりしているけれど、それは選手が考えることじゃない。それは運営側の問題だ。もし男子ツアーの将来を思うなら、選手が自身のステップアップや挑戦を考えるべきだと思う。言うのは簡単なのはわかっている。しかし挑戦を止めたプロが集まっているツアーが厭きられているのが現実なのだから、生き残りたいのなら上を目指して戦わないと。
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by yoshi_tsukada | 2013-12-19 04:03 | 雑談… | Comments(5)