Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

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一つの終わり、失う大きなモノ

BSオープン、残念ながら予選落ち…。パッティングが思う様にいかず、スコアがまとめられなかったのが原因。パッティングはゴルフの命。いつまでもヘタじゃ、この世界で食っていくことはできない。なんとかしないとね。

BSオープンの予選の2日間は、豪州のポパイこと、クレイグ・パリーと一緒。いうまでもなくワールドワイドで活躍してきた選手。'04年のWGC NECインビテーショナルではタイガーとガチンコ勝負で完勝! 自分でも「アフリカ大陸以外では全て勝った」というほど世界中を渡り歩いて勝利を重ねてきた。そしてパリーのスゴいところは、人格者であるということ。彼程の人格者はなかなかいないと思う。聞いた話だと、タイガーも豪州へ遠征する時には、パリーに電話を寄越して練習ラウンドに誘うらしい。日本では、昔ちょっと上手かった太ったオジサンに思われているかもしれないけれど、彼のゴルフに対する姿勢、周りの人間に対する姿勢、人間として見習うことが多い。尊敬しています。そんなパリーさんとのラウンドは、嬉しかったなぁ。

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この話は言っていいものなのか。言わない方がいいのか。自分では判断ができない。だけど書こうと思ったのは、少しでも多くの人間に彼のゴルフを見て欲しいし、彼に接して欲しいと思ったから。ゴルフが上手いだけの人間は腐る程いるけれど、一人の人間として尊敬できるゴルファーがどれほどいるか?僕はパリーさんは数少ない人格者だと思うし、ホンモノのツアープロをしてパリーさんを多くの人に知って欲しいし、見て欲しいと思う。

なぜ、こんな事を今書くのかというと。彼が、パリーさんが今シーズンをもって日本ツアーからの撤退を決めたから。そして来週のABCまでプレーをするらしい。このままいけばパリーさんのプレーする姿を日本で見られるのは、今週のBSオープンと来週のABCのみ。もう今更だけど、もっとパリーさんに接し色々と勉強させてもらえば良かったなと思う。来週のABC、パリーさんに練習ラウンド一緒にしてもらえるように頼もうかな。ラストチャンスだしね。

もし今週末、来週とトーナメント観戦に行くチャンスがあるならパリーさんを観て欲しい。ホンモノのツアープロを観て欲しいと思う。ここ最近は、パッティングに苦しみ、以前のような成績がだせていないけど、プレーは変わらずキレがいい。アゲインストのホールでは、僕が距離を負けることもしばしばあるくらい。

ホントは言わない方がいいことなのかもしれないけど、どうしても少しでも多くの人に、彼の事を知って欲しかったから。ツアーから、彼のような人がいなくなるのはツアー自体の損失でもある。また一人、若者の鏡となる人がいなくなるんだから…。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-23 10:43 | Traveler's

無謬主義(むびゅうしゅぎ)

【無謬】  理論や判断にまちがいがないこと。「推論の―性」     ※大辞泉より抜粋

元々本を読む事が好きで、時間があれば本を読むようにしている。あまり難しい本は読まないけど…すぐに寝てしまうから。最近、よくチェックするTwitterで知った上杉隆さんに興味を持ち、Amazonで『上杉隆の40字で答えなさい』という本を購入!(善し悪しは別として)普通のマスコミが書かないような(書きたくないような)事を簡潔に解り易く書いていて、なかなか勉強になるしオモシロい本だと思う。

そんな上杉さんの本の中、「外交の目的とは何か?」という項で、【無謬主義(むびゅうしゅぎ)】という言葉を使って今の日本の外交弱さや弱点を説明している。要は「無謬主義の弊害として、間違いをしてはいけないという前提で物事をすすめるから、ミスを許すことができない社会となり、みんなが萎縮してしまう」ということを書いている。確かに、ここ数年の政局を新聞やテレビで観ていても、すぐに支持率だなんだと重箱の隅をつついて間違い探しばかりしている感が否めない。

じつは身近な所でも、同じような【無謬主義】的な事が常態化して存在しているような気がしている。それは日本ツアーのトーナメントコースのセッティング。世界中全てのコースを周り、全てのツアーで戦ってきているわけじゃないけれど、ずっと感じていたのは、日本のコースセッティングのコンセプトは他のツアーとは違うということ。コースそのものではなくて、コースセッティングをする為のコンセプトということ。
この【無謬主義】という言葉に出会うまでは、自分の内側にある感覚を言い表すことができなかった。上杉さんの本を読み、この言葉に出会って分かった。日本のトーナメントコースのセッティングのコンセプトに影響しているのは、この【無謬主義】なんだと。この主義というのは、潜在意識の中で日本人の中の深い処に根付いているように思う。だからコースセッティングを担当している人が、それを意識して仕事をしているとは思わない。だけど、常々自分が日本のトーナメントコースのセッティングから感じていたのは『フェアウェーを狭く、グリーンを硬く、そして速く、攻める為の飛距離等のリスクを追うよりも、曲げない、リスクを追わないゴルフが正解』ということ。世界でもフェアウェーが狭く、ラフも長いコースは幾らでもある。だけどコースから受ける印象が同じように難しくしてあるコースでも、日本のコースから受ける印象とは全く違う。ただ気候や芝や人間が違うからということじゃなくてね。どこかコースセッティングを決めるコンセプトの中に、潜在的に日本人的な感覚として【無謬主義】的な要素が入るんじゃないかな。同じ難しいセッティングでも、攻めようという気持ちになれない、どうしても慎重に丁寧にミスをしないようにという方向へ気持ちがいってしまう。
ここ数年は、遼君の台頭で若手も飛距離を武器にかなり強気なゴルフをする人間も増えてきて、3年前くらいからはコースセッティングにも変化が見えるようになってきた。グリーンが平均的に柔らかくなり、リスクはあるけれど攻める事ができるようになってきたから。
また善し悪しとは関係なく、海外ツアーではトップ選手でありながら、極端に高低差を打ち分けたり、目を見張るくらい大きく曲がるドローやフェードを打つ選手が結構いる。もちろんストレートに中段道くらいに打てれば、一番安全で、どこのコースでもソコソコに対応するゴルフができると思う。でも特徴のある球を打つ選手は、ギャラリーからは魅力があるように見えると思うし、調子と相まって自分の持ち球がセッティングと上手くマッチすれば、ドラマティックなゴルフができる事もあると思う。スクウェアなスウィングでストレートを打つのが良いとか、そんな事は言わないけれど、プロのトーナメントであるのだから、もっと個性のあるスウィングであったり、個性のある球を打つ選手が、選手の数だけいてもいいのにとは思う。日本ツアーには、スウィング綺麗で機能的で、素晴らしい球を打つ選手が結構いる。逆に、個性のある選手が少ないのが事実。それにはトーナメントコースのセッティングの在り方が、必然的にツアーで生き残れる選手の種類を選択しているのかなと思う。個人的には、もっと個性ある選手がそれぞれに個性あるプレーをした方が、ゴルフファンにとっても観ていて楽しいのではないかなと…。それには、リスクを恐れずに攻めるようなセッティングを考えた方がいいと思う。決して易しくするという事ではないと思う。もしかしたら、欧米のツアーからアドバイザーとして、人を派遣してもらって一緒に勉強してもいいのでは?とも思う。【無謬主義】悪いことではないと思う。だけど、それが常態化してしまうのは、やはり弊害が大きいと思う。

ということを上杉さんの本を読みながら考えてしまった。

※コースセッティングから受ける印象は、個人の技量によっても難易度に違いがでるから、一概にみんなが同じような感覚を持っているかどうかは判りません。また2000年以前もツアーにはでていないので、その頃のコースセッティングがどうなっていたのかは分かりません。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-16 05:42 | 雑談…

KINO GOLF SINGAPORE

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ついにキャップに新しいロゴが付きました。

今年の初頭からお世話になることになった【KINO GOLF SINGAPORE】
シンガポールにある会社であり、主な業務は在シンガポール邦人へのゴルフレッスン等です。そしてオーナーは日本から欧州(主にロンドン)へと渡り、そしてシンガポールと海外を拠点として活躍している方です。KINO GOLFと知り合ったキッカケとなったのは、数年前からKINO GOLFがオーナーの発案で、アジアンツアーの開幕戦である【ASIAN TOUR INTERNATIONAL】という試合を開催している時です。この試合は、今年の春先に3回目の開催をしました。第一回目の開催時から、スポンサー推薦枠の全てをJGTOへ提供し、日本のプロにもっと海外で、そしてアジアでも戦って欲しいという意思のもとに始まりました。3回目の今年、平塚、谷原、久保谷、その他たくさんのシード選手が日本から参加するようになりました。例えアジアであっても、日本の選手が海外へと目を向けるようになるキッカケを作ったという意味で、トーナメントを作り日本人選手の為にスポットを用意してくれた事には感謝しないわけにはいきません。選手も「KINO GOLF」の為にという気持ちはもたなくても、自分達の為、世界へ挑戦する為に、これからどんどんアジア〜世界へとでていって欲しいと思う。
話は逸れたけれど、そんな試合でKINO GOLFと出会いました…。と、いいつつも実は、このKINO GOLFを代表しているのが、昔からのアジアツアー仲間でもある、備瀬知生君です。今は選手としては区切りをつけて、レッスン業務等に専念している彼。今回契約するにいたった経緯もオーナーから「頑張っている塚田君を応援したい。」という気持ちと、備瀬君の「楽しくゴルフをしてもらう為にレッスンをする」という考えに共感できる部分があったから。応援してくれる人達がいるというのは、プロにとって嬉しいことです。オフには僕もシンガポールで、備瀬君のサポート役として、イベントへ参加したり、受講者に僕のゴルフを伝えたりできたらいいなと考えています。

そしてもう一つ。KINO GOLFには、これからツアーに上がってくる内藤寛太郎も契約プロとしています。チャレンジツアーをメインに戦う彼は、チャレンジツアーでの勝利もあり、また今年はアジアツアーでも積極的にプレー!しっかりと経験を積んでいます。何処かで見掛けたら声をかけてあげてください。

次のオフには、もしかしたらシンガポールでトレーニング&練習と滞在することが多くなるかもしれません。もしシンガポールへくる予定がある人がいれば一緒にゴルフでもしましょう!

最後に、サポートしてくれたオーナーには感謝しています。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-15 16:14 | Traveler's

15本目のクラブ

ゴルフのスウィングは15本目のクラブだと思う。

バッグの中には入っていないけれど。

間違いなく、それは15本目のクラブだと思う。

他のクラブと違うのは、15本目は自由選択ができるってこと。

溝の規制や重量規定もなし。

思いつくままに、自由なスウィングができる。

そこで何を選ぶのかは、本人のセンスや運動神経的な要素もある。

だけど選ぶべきは、自分が一番使い易く、自信が持てるもの。

けっしてカッコイイとか飛ぶからとか偏ったものではないはず。

せっかくの15本目の自由に選ぶ事を許され使う事を許されたクラブ。

使えないクラブじゃなくて、自分が100%使いこなせるクラブを選ばないと。

無理なスウィングしてる人、多いよね。

ゴルフは自分のクラブでプレーするもの。

人のクラブ(スウィング)でゴルフしても上手くいかないよ。

と思うこの頃でした。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-12 10:51 | Swing&Stroke

Evolution

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アイアンを【S56】に替えてもうしばらく経つ。どこが違い、どう進化しているのか?よく解らない。PINGのウェブサイトで「バックフェース」にあるバー状のモノで重量配分を適正なものにしている趣の事は書いてある。自分はプロだから、そういう説明を聞いて頭で理解するよりも、実際にボールを打って得られる感触や結果の方を信じる。

いまこの【S56】をスゴく気に入っている。距離も少しでる様になったし、球のネジレも少なくなったから。実際、欧米のツアーではこの【S56】がリリースされてから、多数の勝利を飾っている。これが何より【S56】がいいクラブという証明であり、進化しているということだと思う。

デザイン的にもシルバー色が強調されている【S56】の方が好き。

しかしなぜ、このSシリーズは、どんどんナンバーが下がっていくのだろうか?

写真をよく見ると、キャビティーといえど、その形状にはデザイン然り、ボールの弾道を最適化する為の重量配分まで考えた哲学が詰まっている。クラブは深い…。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-11 12:55 | PING

Canon Practice Range Bunker


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by yoshi_tsukada | 2010-10-05 00:57 | Swing&Stroke

50Y


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by yoshi_tsukada | 2010-10-04 23:52 | Swing&Stroke

感謝の気持ちで

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最新の『Golf Style vol.53』が1日に発売になりました。

僕も『塚田好宣、41歳。アジアそして世界でゴルフしてます。』を書いてます。

今回はプロになって10年が経ち、いままでもこれからも応援してくれる人達への感謝の気持ちを書きました。

プロは自分一人でなって、自分一人で戦うわけじゃないというのを実感しています。

これからも宜しくお願いします。

ホントは、みんなの写真を撮り載せられれば良かったのですが…。

GolfStyle 買って読んでみてください。
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by yoshi_tsukada | 2010-10-02 12:00 | 雑談…