Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

万能薬 『キャディ』

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木曜日のラウンド後、バスでホテルに帰る途中に車内から撮った写真です。まだ雪が残ってるんですね、ちょっと汗がにじむくらい暑かったのに、雪が山の上にまだ見えるなんて不思議な感じです。

今週は帯同キャディを連れてます。名前は「TOONG」もう日本ツアーに来て5年になります。タイから来てプラヤッド・マークセンのキャディをしていて、現在はチャワリット・プラポールのキャディをしています。日本だけでなく、アジアの試合にも行きプラポールと共に戦ってます。最近タイの選手達と仲がよく、プラポールが先に帰国してしまうために、今週だけトゥーンを借りてJCBを戦うことにしました。やっぱり一人で戦うよりもキャディというパートナーがいると安心するし、頼りにできるし、心強いです。実際に今週、予選を終わった時点での成績はトータル5アンダーの3位タイ。先週まで5週連続で予選を落ちていた時となんら変わらず調子が悪いのに、彼のやりくりのおかげでスコアを作り上位も望める位置にいます。

プロのキャディの仕事はけっしてバッグを担いで、クラブを掃除して、距離を測ってだけじゃありません。選手が求めるものが多くなれば、仕事も増えます。僕は彼に、ナビゲーターというか、僕というプロゴルファーの運転を任せています。なぜ? 僕は自分を巧く運転できないから。ショット、パットの調子が良くても、悪くても、それを生かしてスコアを作る事がヘタクソだから…。トゥーンも大変でしょう。なだめて、落ち着かせて、持ち上げて、なんとかボールを打つ事だけに集中させるのは。まして5週も予選落ちが続いていれば自信もなくなってきてるから…。今週は彼にホント任せてます。

キャディの中には、選手と一緒にスウィングを直したり、教えたりするキャディもいます。もちろんちゃんとしたコーチほどの知識はないと思います。しかし、現場で彼らは選手と一緒に戦い、どんな状況で何が起きているのかを知っています。コースマネージメントも担当するキャディにしたら、現場で役にたたないスウィングをされるよりも、多様な状況に対応できるスウィング、球筋を選手に持ってもらう事が大事だからです。機能的なスウィングでも、プレッシャーの中ではリズムが早くなってしまって、しまいには壊れてしまう事もあります。それを身近でちょっとしたアドバイスで持ちこたえさせるのも彼らの仕事です。いい成績でいつも目立つのは選手のほうだけど、陰でいつも支えて一緒に戦っているキャディがいるからこそだと思います。

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なんか今週だけのパートナーかと思うとちょっと残念です…。また機会があったらどこかで!

写真は仙台駅で、バッグパックを背負っているのがトゥーンです。今週は二人でレンタカーを借りずに、バスや電車で会場まで通ってます。
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by yoshi_tsukada | 2006-06-02 23:53 | Traveler's