新しいパターが届いた。TRフェースを全面的にフューチャーしたKARSTEN TR・シリーズだ。見ての通りカラーは、今はもう製造・加工が(米国内)できない昔のベリリュームカッパー風な仕上げになっている。これも使い込むと時間と共に色に味が加わるのだろうか? 個人的には、ショックアブソーバー的な機能を持たせたエラストマーのPINGロゴよりも、直にバックフェースにロゴを彫って欲しかったなと思う。クラシック風な雰囲気がでるだろうし、それもまた見たかったなと思う。いま他のメーカーはデザイン的な要素を考慮してかなり凝った作り込みをしているけれど、PINGは流れに逆行してかなりシンプルなルックスにしてきた。シンプルなだけに、先に書いたように色の変化が楽しめるのならばオモシロいパターになると思う。
機能的には、TRフェースを直接ヘッドに彫り込んでいるので、打感はインサートのものよりも少し柔らかく感じる。「柔らかい」ということにかなり敏感に反応する日本のゴルファーには好かれるのではと思う。個人的には、打感というのはあまり気にしない。代わりにKARSTEN TRシリーズはインサートものよりもTR面積が大きく、その方が気になる。TR面積が大きくなりヒッティングエリアの深い溝の部分も大きくなっているので、いままでのモデルよりもさらにTR効果が現れているのではないかと思う。デザイン的にもイケテるように思う。好きだな。
今回はKARSTEN TRのANSER 5とPALの2本を送って貰った。PALは思ったほどデザイン的な魅力は感じなかったけれど、ANSER 5はかなりカッコいい。次のキャンプにはバッグに入れていこうと思う。また他にKARSTEN TRシリーズの中でいいなと思うのはB60かな。これはオリジナルのB60のようにかなりトップブレードを思い切り薄くしてきた。この薄さでTR溝なのだから打感はかなり柔らかいだろうし、手に伝わるフィーリングはスゴくシャープだと思う。B60も作って貰おうかな…。