Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

歩く男

2012年シーズンからアジアンツアー賞金王の肩書きと共に日本ツアーに新たに参戦してきた、フィリピンのジュービック・パグンサン。昨年は未勝利ながらシンガポール・オープンで2位となる。惜しくもプレーオフで破れたものの66万ドルを稼ぎ、アジアンツアーの賞金王になった。身体は小さいけれど、ドライバーの飛距離はかなりのもの。現時点でのアベレージは290ヤードを超えてトップ10に入るほど。ついこの間の日本プロ選手権の練習日に後ろの組をプレーしていたジュービック。振り返る度に、ジュービックのティーショットの距離に正直驚いた。
これは市原コウダイに聞いた話だけど。ジュービックは昨年、目標をシンガポール・オープン1本に絞り、それに向けて練習とトレーニングをしていたとのこと。大好きだったお酒も断っていたらしい。フェルナンデス・カスタノとのプレーオフに破れ勝利こそ逃したものの、努力は実りアジアンツアーの賞金王になったジュービックにはオメデトウと言いたい。日本ツアーでも頑張って欲しいと思う。フランキー・ミノザの後に続くフィリピンのプレーヤーとして。

今週のとおとうみ浜松オープン、たまたまジュービックと宿が一緒だった。コースから約7kmほど離れた弁天島駅の近くのホテルに泊まっていた。コースまでは車でほんの10分ほどの距離で便利な場所だった。しかし毎日ジュービックは、コースの行き帰り、その道のりを歩いていた!たまたまプラポールと亮平が行きがけに見つけて「乗っていくか?」と声を掛けたら、トレーニングで歩いているんだと言って、競歩並のスピードで歩いていったらしい。もう10年くらいツアーにいるけれど、トレーニングの一環とはいえ、コースとの往復を歩いているプレーヤーをみたことがない。スゴいとしか言いようがない。ジュービックのプロとしての意識の高さを感じる。

自分の目標を達成する為に、自分の決めたことをやり続ける。じつは簡単なようで難しいよね。ジュービックは、努力すれば報われるということを身をもって知り、それが自信になりさらに努力しているんだろうね。ツアーへ観戦に行くことがあるならば、こんなプレーヤーもいるんだと、ちょっと観てあげて欲しい。

ちなみにジュービックのエース・パターはPING ANSER。もう18年以上も使っていると言っていた。古いブロンズのアンサー。なんかちょっと嬉しかった。
[PR]
by yoshi_tsukada | 2012-05-19 15:24 | Traveler's