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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

気持ちのいい挨拶

先週の千葉カントリー梅郷でのダイヤモンドカップで久々のトップ10フィニッシュ! アジアでは幾らかのトップ10や優勝争いはあったけれど、本国である日本では久々のトップ10だった。嬉しいね。あの緊張感と集中力が混じった中でのゴルフは堪らない。何回でも味わいたいと思う。できればもう少し上位で…。

そのダイヤモンドカップの予選2日間はシンガポールからのマーダン・ママットとのラウンド。アジアでは名の知れた一流選手、欧州ツアーの経験もある43歳。日本ツアーへの本格参戦は今年が初めてとなる。いままで何回か過去にクオリファイに挑戦したことはあるのだけれど、どうしてもクオリファイの時期の天候(寒さ)に馴染めずにツアー出場権を獲ることができなかったんだ。去年暮れのクオリファイは例年になく暖かく、寒さが苦手なマーダンも本来のプレーができようやくツアー出場権をゲットしたんだ。体は大きいけれど、決して飛ばしに頼ったゴルフをする選手ではなく、逆に丁寧なスウィングとマネージメントでプレーをするタイプ。日本の狭いコースにも合うと思う。参戦初年からいい成績をあげるのではないかなとオレは思っている。

そのマーダン、試合の最中にも、ボランティアの人達や警備員から、ツアーで仕事をしている人達みんなに「こんにちは」とか「お疲れさま」「ありがとうございます」など声をかけている。全員といってもいいのではないかというくらい、目にする人達に挨拶をしている。彼に言わせると「一日、仕事とはいえ、ギャラリー整理の為に立ち仕事をしている彼等は凄い。サボることもなく、与えられた仕事をこなしている…」それは彼には尊敬に値することらしい。だから彼は、仕事をしている人達に声をかけている。ホントは日本人であるオレらの方が得意なことなんじゃないのかな?でも実際には警備員やボランティアの人達に挨拶をしているプロはお世辞にもたくさんいるとは言えない。マーダンが「ありがとうございます」と声をかけているのを見て、ちょっと考えてしまった。ギャラリーやファンサービスについては語られることが多いけれど、トーナメントを支えている人達へも敬意を表すという意味で、オレらプロは一言声をかけるべきなんじゃないかな…。

そんな当たり前の事を海外から日本へ来た選手に教わった。
by yoshi_tsukada | 2011-05-31 01:56 | 人物