Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

Choice

ONE ASIA or ASIAN TOUR?

数年前にワンアジアが発足してから、アジア地区で二つのツアーが存在することになり、選手間でも色々と問題が起き始めている。ツアープロとして稼ぐ為に、より大きな試合へ挑戦するのはごく当たり前にこと、しかし事はそう上手くいっていない。2011年も、二つのツアーが存在する状況に変わりはなさそうで、両方共に他勢力(他ツアーや欧米の巨大マネージメント)との結びつきを強化、意地でも引く構えを見せていない…。

問題というのは、ワンアジアの発足当時から存在する。元々から存在していたアジアンツアーは、過去にはJGTOと沖縄でトーナメントを持っていたし、現在でもパナソニックオープンとしてトーナメントを共催している。そして中国〜韓国〜台湾〜フィリピン〜東南アジア全域でのトーナメントを持っていた。そこへ数年前に、トーナメント数が激減したオーストラリアツアーが主導(と自分は認識)となり、JGTO、韓国、中国、アジアンツアーを含めて巨大ツアーをアジアに作ろうという動きが現れた。これも関係者内では、立場の違いから賛否両論あっただろうけど、アメリカ、欧州の巨大化したツアーに対抗していくには、必要な必然な動きだったのだとう思う。しかし各ツアーが持つスポンサーやTV放映権の問題がネックとなったのか(この詳細については、事実はわかりません。日本の電通なども絡んだ話だと思うし、表にでてこない話は多々あると思う)巨大ツアー構想 (発案時には確か『ドラゴンツアー』と名付けられていたような記憶が…)は頓挫。話は経ち消えになったと思っていたのだけれど。ビジネス界でもそうだけれど、中国のマーケット(スポンサー獲得の可能性)にかけて、オーストラリアがアジアツアーとJGTO以外の、中国と韓国を引き入れてワンアジア開催へ漕ぎ着けたんだ。そこまでは問題はなかった。問題とは、当初、アジアンツアーと「ツアーからのトーナメントの引き抜きは行わない。」というような約束があったのだと思う。ワンアジアは自分達でトーナメントを発掘し開催していくという、方針を立てていたはず。しかし、いざ始まってみると中国と韓国を引き入れて、独自トーナメントの開催ではなく、アジアンツアーのトーナメントを引き抜いて開催という事になった。それに怒った、アジアンツアーが試合数が当初は少なかったとはいえ、高額な賞金を掲げるとワンアジアへの選手の流出を食い止める為に、メンバーがワンアジアのトーナメントでプレーした際にペナルティーを課すことを決定。1試合当たり$5,000ドルの罰金!という事になり、自由にトーナメントを選んでプレーできる権利が両ツアーの仲違いによって、アジア地区の選手にはなくなった…。

しかし実際は、(公にはならないが)選手が圧倒的にすくないワンアジアは、有力選手にはアジアンツアーが課す罰金を肩代わりするという条件で、選手の引き抜きを始めた。また選手個人でも選手層が薄いワンアジアでのチャンスにかけて、罰金覚悟で挑戦する人間もでてきた。

そして数年が経ち、両ツアー共に苦しいながらも、試合を増やし、賞金を増やし、選手の流出・獲得をして生き残ってきた。そして来年2011年に向けて、ワンアジアも試合数を増やし、またアジアンツアーもIMGという巨大マネージメントと結束してTVの利権を強固なモノとしてツアーの生き残りに賭けてきた。

このままアジア地区で両ツアーが共存できないのであれば、近い将来大きくなった両ツアーのウチどちらかがなくなる可能性はある。個人的には、オーストラリア・東アジア(中国、韓国)をメインに持つワンアジアと東南アジアがメインのアジアンツアーが共存して、というよりは合併して一つのアジアのツアーとして生きて欲しい。それがツアーで生きる選手達の願いでもあると思う。お願いします。

いま2011年はどちらのツアーを戦いの場にしようか悩んでいます…。
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by yoshi_tsukada | 2010-11-20 11:14 | Traveler's