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Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

PING PAL ...Remember?

シーズンインを前に最後に手に入れたのが、このパター。今朝自宅に届いた…。
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ゴルフをホントに始めたばかりの頃、父親にPALのコピーを買ってもらい使っていた記憶がある。またそれを自分で削ったり、鉛を貼ったりして使っていた。当時は、ちょうど時代がTom WatsonからSeve Ballesterosへと移っていく時だった。アイアンはMizunoのセベモデルを使っていたけれど、パターは雑誌やテレビで見知ったWatsonaPALに憧れていたんだ。
それから歳を重ねて、色んなスターがでてきては消え…いつのまにかPALのことも忘れていっていた。いつの間にか時代は、キャメロンを初め、削りだしのパターの時代になっていたからね。鋳造のPALなんかは時代に置いていかれた感じになってしまったようだった。不思議だったのは、ANSERZINGなんかは、他メーカーからコピーされてデザインは時代を生き抜いてきたけれど、なぜかPALは、コピーされることもなく埋もれたままになっていた。
2010年、今年の全英の前のセントアンドリュースで開催されて時、もう数年前だね。テレビで久々にワトソンをみた。距離は落ちたかもしれないけれど、スウィングは相変わらずテンポが良く、キレのあるショットを放っていた。歴代でも最高レベルのショットメーカーだけあるよね、パットが決まれば、いまだってメジャーで優勝争いできるんだからさ。去年それを証明してみせたよね。優勝して欲しかったね。
そんな話をT社のD氏としていたら、D氏が何気なく「PALが欲しい!」って言ったんだ。その時は「そんなパターがあったなぁ。」くらいにしか思わなかったんだ、実際にもう在庫もないだろうし、中古でしか手に入らないとも思ったしね。でも、それ以来なぜか忘れることができずに、いつも頭の片隅にPALのことがあったんだ。何かインスピレーションを感じたんだろうと思う。それが先日のPING本社を訪問した時に、Wrxで、あるパターを見た瞬間に「あっ!コレだ。これと同じ素材でPALを作ったら絶対にいい。」と思ったんだ。すでにオーダーしたB61を手にしていたんだけれど、それでもPALが欲しくて、素材とスペックを指定してオーダーしてもらったんだ。もう瞬間的だったね。運命を感じた瞬間だったんだ。

美しいパターだ…。
by yoshi_tsukada | 2010-03-20 14:56 | PING