Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

クラブ・セッティング考 (2)

アイアンの選択がキーポイントになる。

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アイアンは一般的に約ロフトが17°〜48°(2〜Pw)のクラブである。もう今は2アイアンをバッグに入れていないので、自分が持っているのは3アイアン(20°)〜Pw(47°)になる。このクラブでカバーできる距離は約225ヤード〜125ヤードになる。それぞれのクラブ間の距離が約15ヤードほどになる感じかな。他の選手に比べると少し番手間が空いているかもしれない。ただそれはロングアイアンが多少他の選手よりも距離がでているからだと思う。

アイアンの距離は解った。このアイアンの持つ距離はクラブセッティングの中の要である。理由は、どんなセッティングにしようとも、絶対にカバーしなければいけない距離範囲だし、アイアン以外にこの距離範囲をカバーできるクラブがないから。
じゃ、どこでクラブ・セッティングを考えないといけないのか?それはドライバーとアイアンの間の距離、もう一つは最後のアイアンの距離からアプローチの距離。この間をどうするか?これが問題になる距離範囲!そうアイアンという不動の距離範囲をカバーするクラブがあるからこそ、その前後の距離をカバーするクラブが大事になってくると思う。
昔といってもほんと10数年くらい前までは、そんなにこの距離で悩むことはなかったと思う。なぜかというとコースが今ほど長くなかったし、アイアンのロフトも今ほど立ってなく距離もでなかったから。だけどコースの距離が長くなることによってセカンドショット以降で、フェアウェーウッドやユーティリティーでグリーンを狙う必要がでてきたし、アイアンの距離が伸びたせいで、Pw以降の短いクラブでカバーしないといけない距離範囲が広がってしまった。

もちろん理屈としてはカバーしないといけない範囲が広がったなら、そこにクラブをあてがって距離を埋めていけばいいことなんだけど、さすがに14本のクラブ制限があるなかでそれは無理。14本のセッティングを考えると、ドライバーは外せないクラブ。そのドライバーの距離290ヤードからアプローチショットの距離までをカバーするには、2通りの考えがあると思う。
一つは、ドライバーから一番下のウェッジまでの、番手間の距離を全て均等にする。もう一つは、アイアンの前後で、長い方の距離か短い方の距離のどちらかをクラブの補充なしに1本か2本のクラブで距離をコントロールしてカバーすること。

例えば、ちょっと前まで日本をメインでプレーしていたジーブ・ミルカ・シンはオモシロいセッティングをしていた。彼はアイアンは3~Pwで普通だけれど、Pwの下はSw(ロフト53°)一本だけで距離は120ヤードまでをカバーしていた。もちろんバンカーも含めて。その代わりに、ロフト12°のドライバーをバッグに入れて1w,2w(12°),3w,5wと4本のウッドを使い分けていた。これから言えるのは、彼はSwでの距離のコントロールに自信がある一方、ドライバーからアイアンまでの距離の間隔を一定にすることをクラブの本数で埋めることを選択したということ。これはジーブが長いクラブでのコントロールに自信がないというよりも、コントロールが難しい長距離の正確性を確保する為にあえて、本数を増やして、それぞれのクラブがカバーする距離の範囲を狭くしたと考えた方がいいと思う。当時は、ヘンはセッティングだなと思ったものだけど、今考えれば、あれがジーブが世界のツアーで戦ううちに辿り着いたセッティングの答えだったんだね。

また逆の例として。ミケルソンを始めとして米国の選手が最近ロフトの多いウェッジをバッグに入れるようになってきている。例えばロフトが64°のウェッジとか。これは戦うツアーのコースセッティングの傾向によるものだと思うけど、米国の選手は他のツアーの選手よりもPwから下のクラブにセッティングのポイントを置いていると思う。目立つのはPwをアイアンの流れではなくウェッジの流れのクラブでロフトが47°くらいのものを入れている。また、そこから47°52°56°60°というジーブとは全く逆のパターン。短距離の方でクラブ間の距離を均等に埋めてきている。

これは善し悪しではなく、完全に選手の得意な距離レンジに合わせたか、コースセッティングに合わせたものだと思う。

クラブセッティングは自分の得意な距離レンジに合わせるべきか、それともコースでの必要性に合わせるべきか?

長いから続きを…。
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by yoshi_tsukada | 2009-05-08 08:40 | Clubs/Equipments