人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Golf Traveler! by Yoshinobu TSUKADA

Japan Golf Fair 2009

Japan Golf Fair 2009_f0068901_189279.jpg

まだ体調は優れないけれど、家から近いということもあり顔だしてきました、『JAPAN GOLF FAIR 2009』。各メーカーには、ツアーにも顔だす知った顔の人がいて、ほんの数ヶ月ですが会っていなかったので懐かしい感じがした。僕らプロはオフにトーナメントがないけれど、彼らメーカーの人はオフなんて関係なく仕事してるんですね。当たり前だけど。

さて、僕のメインの契約先となる『PING』、今年もお世話になります。じつは『PING』は今年で50周年を迎えます。長いね。彼らの業績にしたら僕のゴルフなんてまだまだ子供同然。そんな彼らが作ったクラブでゴルフができるというだけで幸せだね。日本も含め『PING』は有名だけど、まだ日本では使用率が低いかな。契約選手として、僕がPINGのクラブの良さを一般にも広げられたらなと思う。PINGは昔からデザインありきではなく、機能性を最重要視してきたメーカー。使ってみて初めてわかる良さがあります。宣伝になってしまったけれど、僕はPINGを凄く気に入って使っています。



自分がゴルフを始めたのは1984年くらいだったかな?もうずいぶん昔のことだね。当時は、まだパーシモンのドライバーを使っていた。当時でも形のいい高級なパーシモンは高くて買えなかったので、自分で紙粘土で粗型を作り、ヤスリで削って「オレのドライバー!」なんてやっていたっけ。ホントの話だけど、昔紙粘土で作った一番のお気に入りのドライバー(もうないけれど)は、今のドライバー(低重心系)に形が凄いにてるんだよね。関係ないけれど、またプライベートでパーシモンのドライバーでゴルフしてみたいね。最後に使ったのは、アメリカ留学中のルイジアナで使った(当時流行った)テキサスドライバーかな。カッコ良かったなぁ。ソールの形は特注で日本の國の型にしてもらったんだ。もう、そのクラブどこへ行ってしまったんだか。
そして現代、クラブは考えもつかなかったような素材を駆使して、考えもつかなかったような形に進化してしまったね。ボールもそう。当時じゃ、硬くて使えないような硬度になったけれど、スピンは以前より多くなったしね。シャフトも「カーボンシャフト」とか「ブラックシャフト」と呼んでいたものは、素材も巻き方も進化して、とてもただの「カーボンシャフト」なんて呼べる品物じゃなくなってしまった。でも、そのおかげで僕らは届かないはずのグリーンに届くようになり、超えないはずのハザードを超えるようになり、ゴルフゲームをある意味簡単にプレーできるようになった。科学のおかげだね。ただ僕らプロは、競争の激しさは変わらずだけど。逆に選手の実力差がクラブによって近くなったおかげで、より厳しくなってしまったかもしれないと思う。今は、クラブやシャフトのおかげでみんなが飛ぶようになったからね…。

ゴルフフェアの会場を歩きながら、そんな事を考えていました。
by yoshi_tsukada | 2009-02-21 18:43 | Clubs/Equipments